ガソリンも腐食していきます。
「長いことほったらかしにしてしまったけど、まぁちゃんとガレージに
保管してあったし、問題無いだろう…」
と思われがちですが、問題ない訳ではないのです。
今回は、そんな中・長期放置車の要整備個所の一つキャブレータの
中を見ていきます。
バラした上記画像のキャブレータを「黄色矢印」方向から見た画像が次。
エンジンをかけず、ガソリンの流動が無かった為こんな具合になりました。
フロート部に溜まっていたガソリンが腐食しています。
黒ずんでいたり、緑色に変化していたり・・
ねばねばした物体となり本来ガソリンが流れる通路をふさいでしまい、
始動不良の原因となります。
中のジェット類も結構なありさまになってますね。
今回、ジェット類は交換の方向で進みました。
本体は交換ですと、かなりの高額になりますので、洗浄致します!
キャブクリーナなる専用洗浄剤にての作業
(画像では判断できませんが、しっかり孔の中も洗浄剤注入されております!!)
キレイさっぱり。本来の輝き、色、艶に戻りましたぁ。
そして、腐食して目詰まりを起こしていた箇所もしっかりと解消されました。
(下は一例です)
スプレー式の洗浄剤を吹き付けて確認すると・・・通りました。
すべての通路を確認し作業完了。
ばっちりエンジン始動出来ました。
ちなみにインジェクション車でも長期放置しますと、インジェクターが目詰まりを起こし
これまた大変な作業になります。
みなさまこれからお寒い季節になりますが、オートバイの保管には十分配慮して下さい。