バッテリー交換 その理由
今回の修理は、電装系。
多いのがバッテリートラブル。
電圧低下による始動不良、そしてバッテリーの交換はよくある修理。
ですが今回はお客様がバッテリーを交換してから
それほど経っていない言うお話。
セルが回ったり、回らなかったり、
EGが止まってしまってたり。
原因は電装系のどの部分?リレー?バッテリーか?
早速、バッテリーを確認。
うーんあまり見かけないバッテリー・・。
これは・・・。
結構なサルフェーション(画像赤矢印付近の白い粉の様になっている所)が見受けられます。
バッテリーはもうダメかな・・。
まずは、エンジン始動チェック!
普通にかかります。チャージ電圧量を計るべく、エンジンの回転数を上げてみます。
そこでエンジンストップ!
今、端子が動いていたような・・・。
サルフェーション起こしている個所を今一度再確認
マイナス端子のボルト①の矢印に異様なガタつきが…
外そうと思い、ボルトを回したら、ナットと供回りしてしまいます。
ボルトの頭をドリルで取り除き、はずそうと思いましたが、
ねじ部分と一体化したナットは取れそうにない。
どちらにしろこれ以上使用できないバッテリー。
お客様に確認し、バッテリー交換を前提に
結局端子部分をカットすることに。
ものすごい腐食です。
上画像バッテリー取付ボルト&ナット 赤矢印…ナットの溝 ありません
黄矢印…ボルトの溝 ありません。
サルフェーションからくる腐食により
溝がなくなり、ガタつきが生じていました。
エンジンストップや始動不良の原因はこのガタツキ。
過充電等のおおもとの原因を調べましたが、特に異常なし。
交換して間もないバッテリーと言う事でしたが、
バッテリー本体の不良だったようです。
みなさんも愛車のバッテリーチェックしましょう!